酸っぱいぶどう
【渋谷スクランブルスクエア屋上から】
「酸っぱいぶどう」はイソップ寓話のひとつ
きつねが狙っていた葡萄が高いところにあり、どうしても取れなくて「きっとあの葡萄は酸っぱくて、美味しくないものに決まってる」と自己正当化した物語です。
自分の能力や地位に見合わない物を得ようとして得られない時、人はその物の価値を貶めて心の平安を図ろうとする。」 という教訓として有名な話です。
「酸っぱいぶどうの心理」は心理学分野でも学ぶようです。
失恋、あるいは就職や受験で自分の希望が叶わなかった場合、それにこだわり続けるよりは、次の段階へ進んだ方が精神衛生上よいです。
失恋時に「あの人とはご縁がなかったんだね」というのが究極の酸っぱいブドウ効果。
あるいは「あの会社とはご縁がなかったんだけど、結果として今の仕事につけてラッキーでした」と思えるというのもね。
少なくとも、絶えず過去ダメだったことを引き合いに出してコンプレックスにさいなまれることは避けたいものです。
「酸っぱいぶどう」の心理は気持ちを切り替えるには絶大の効果があります。
自己正当化、負け惜しみ、考え方はいろいろあるけど、そんなこと考えないで自分に都合良く解釈した方がポジティブに生きられます。
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